■日 時: | 2016年3月5日(土)14時30分開演 | ■後 援: | 復興庁、東京都、福島県、福島県酒造組合 | ||
■会 場: | 東京ビッグサイト(東京国際会議場)レセプションホール | ■協 力: | 毎日新聞出版、スポーツニッポン新聞社、福島民報社 | ||
■主 催: | 毎日新聞社、無洲 | ■来場者数: | 600名 | ■協賛企業:35社 |
株式会社 無洲
代表取締役社長 浅野 正義
「ゆるやかで、しなやかなお付き合いを」福島酒援・食援の思い
震災直後から通い続けた福島県浜通り。将来に不安を抱えている方々に数多くお会いしました。
しかし、ここ1~2年前からは、大きな変化が見えてきました。「このまま下を向き続けるわけにはいかない」前向きに一歩ずつ進み始めようとする人たちが増えてきました。「このままでは将来につながらない。自分たちで何かを始めよう」と。
心の支えになっていたのは故郷・福島を愛する気持ちだと思います。誰もが「緑の山々、穏やかな人たち。福島に生まれて本当に良かった」と涙を浮かべます。心の奥の深いところから、湧き上がってくるパワーを感じました。
東京に住む私たちに何ができるのか。そんな自問から始まったのが「福島酒援・食援」の活動です。私たちは毎日必ず何かを食べ、何かを飲みます。その時に福島の人たちが丹精込めて仕込んだお酒を、手塩にかけて育てたお米や野菜、お肉を選び、口に運んでみようという運動です。
わざわざ特別なことをするのではなく、普段の生活の中で、福島を感じ、味わうことを意識する機会を増やそうという簡単なことです。一人ひとりの小さな思いが輪となり、継続が大きな支援へとつながります。今回のイベントは毎日新聞社と共催させていただき、35社のご協賛企業と600名のお客様を迎えて行われましたことに感謝いたしております。
「ゆるやかで、しなやかなお付き合い」。この気持ちで今後も、みなさんと一緒に福島と向かい合っていきたいと思います。